第34回 写友会かき写真展 出品作
機材、撮影データ、撮影地、等々
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今年の出品作は ” Around the Station (駅の周辺)”という括りでまとめてみました。
1. 『 局長室 』
SS:1/40 sec
東京駅すぐ横にあった東京中央郵便局が高層ビルに建て替わり、そこに”KITTE”という商業施設を作られた(名古屋も同様ですね)。
そして、そのKITTEの一角に旧東京中央郵便局長室を再現して公開しています。
その局長室と窓の外に見える東京駅を撮影しました。
東京駅の周辺にはビルが立ち並び往時の景色とは違いますが、局長室と窓から見える東京駅が昭和初期の佇まいを彷彿とさせます。
そんな雰囲気をモノクロームで表現してみました。
2. 『 どの道を行く? 』
SS:1/640 sec
撮影地:阪急正雀駅
子供の頃、従弟一家がこのすぐ近くに住んでいたことがあり、”線路がいっぱいあるなあ”と思いながらすぐ横を歩いた記憶があります。
阪急京都線の正雀駅隣接の正雀車庫、正雀駅ホームからの撮影です。
人の一生の如く、いくつもの分岐。
その時々でどの道を選ぶかはあなた次第。
かげろうで揺らいで向こうの方はぼやけてハッキリしないのも人生と同じ。
3. 『 地下通路 』
SS:1/25 sec
撮影地:JR山科駅
学生時代の友人がSNSのプロフィール写真に使っているのが、この木目の壁の前で撮ったものだった。
で、”あれ、どこで撮ったの?”と尋ねて教えてもらったのがココ。
JR山科駅から地下鉄山科駅へ向かう地下通路、積み重なった年輪の前を横切っていく女性をスローシャッターでブラして撮影。
4. 『 ターンテーブル 』
SS:6 sec
撮影地:名古屋車両区
名古屋車両区の西の端にある転車台に電車が入ってきたところ。
黄金跨線橋の上からの撮影。
以前にも訪れたことがあったのですが、その時は冬の寒い夜に待てど暮らせど電車が来なくて、1時間程であきらめて退散しました。
リベンジの今回は、なんと機材をセットして5分も経たないうちに電車が転車台に。ラッキー‼ というかあっけなくて拍子抜けしちゃいました。
ライトの光条を出すために、絞りを絞っての長秒での撮影。幹線道路の跨線橋は大型車の通過も多く結構揺れるので、タイミングを見計らってシャッターを切ります。
5. 『 駅ビルを見上げて 』
SS:1/400 sec
撮影地:名古屋駅前
名古屋駅前のブランドショップのショーウィンドウ。
前を通りがかった際に、名古屋駅ビルが映りこんでいることに気が付いた。
ウィンドウの中のマネキン2体と2本の高層ビルが重なるポイントを探しての撮影。
もちろん1枚撮り、合成などではありませんよ。
重なるポイントを探して、”もう少し後ろ、、もっと下からあおって、、”とやっていって見つけたベストポジションは
ブランドショップの入り口ドアのすぐ前、地面スレスレから見上げる位置。
しかも流石にルイ・ヴィトン、入り口ドアには黒服が立っているんですよね。行き交う通行人はともかく、ショップに出入りする客や黒服さんの目の前で地べたに這いつくばる格好で写真を撮らねばならないのですから、”鋼のメンタル”が要求されます(^^;
ウィンドウディスプレイが時期によって変わっていくため、2体のマネキンが離れていたりくっ付いていたり、片方が椅子に座っていたり、或いはマネキンが1体だったりと、思ったように駅ビルと重ならないことも多い。
何度も訪れてチャレンジし、そのたびにドア前にしゃがみこんでを繰り返してゲットした1枚です。
苦労の甲斐あって、写真ならではの重層的な描写が得られました。